04.夕顔【源氏17歳】
04.あらすじ
光君は六条御息所の元へ通う途中で、乳母が病に臥せっていることを思い出し、見舞いに訪れた。その乳母が住んでいた隣家に、夕顔がいたのである。
二人は程なく契りあう仲となり、光君は二人だけの生活を夢見て、某の院へと夕顔を連れていく。だがその夜、女の物の怪に襲われ夕顔は死んでしまうのだった。
夕顔は頭中将との間に作った、玉鬘という娘がいたのだが、光君はその子を見出せないまま夕顔との縁は切れてしまう。
そして、光君の愛を受け入れないまま、空蝉は夫に伴われて伊予国へと旅立ったのだった。
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